【19-20 第36節 アタランタ戦】
皆さんお疲れ様です。
少し遅れてしまいましたが、セリエA第36節ホームでのアタランタ戦を振り返っていきたいと思います。
【スターティングメンバー】
ベナセル、テオ、ロマニョーリが不在という緊急事態。
{交代}
61' [チャルハノール→ボナヴェントゥーラ]
61' [ビリア→クルニッチ]
61' [レビッチ→レオン]
69' [サレマーケルス→カスティジェホ]
【結果】
{得点者}
14' [チャルハノール(FK)]
34' [D.サパタ]
【データ】
ファン投票MOMはドンナルンマ
(ガゼッタはチャルハノール)
① チャルハノールは14-15(レヴァークーゼン)以来のシーズン8ゴール。今節の得点は彼自身セリエAで3本目となる直接FK弾となった。
② チャルハノールは直近4試合で8ゴールに関与(3G5A )。
③ ドンナルンマは今季ルイジ・セペ(パルマ)と並んで最多のPK3サーブ目を記録。
【ポイント】
・難しい状況下守備陣を牽引したケアー
アタランタはシーズン100得点への到達が期待されるほどの攻撃力。
対するミラン守備陣は本来レギュラーであるはずのテオ、ロマニョーリ、コンティを欠いていました。スターティングメンバーはもちろん今季初の組み合わせで、ベンチにはやっと復帰したデュアルテのみ。立ち向かうのはラクサール、ケアー、ガッビア、カラブリア、彼等しか居ません。
その吹き荒れる逆風の中、90分で喫した失点はわずか1。ドンナルンマのPK阻止もあり最小限の失点に抑えました。正直、1失点目の対応が不味く連携面での不安もあり、私自身さらなる失点も覚悟していましたが後半はよく立て直してくれました。毎度意外と悪くないラクサール、前半は不安定さが目立ちましたが時間と共に修正したカラブリア、そしてガッビアもサパタやムリエル等タイプの異なるFWを擁した攻撃陣をよく抑えてくれました。
ですが、やはり最大限の拍手を贈りたいのがケアー。個人での気迫溢れるプレイもそうですが、ロマニョーリ不在の今、彼は守備陣の統率もこなしてくれています。失点した際のケアーの怒りっぷりは震えました。
個人的にベテランが居ないチームは、勢いはあっても肝心な時に"闘えない"と思っているのでケアーの存在は来季も重要になってくると思います。残り2試合、このプレイを継続出来るのか彼の真価を見せて欲しいところですね。
【所感】
因縁もあり勝利を収めたかった相手ではありましたが、選手たちは欠場メンバーが多い中よく闘ってくれました。
しかし、やはりベナセル、テオの不在の影響が大きく響いていましたね。ボールを前線に運ぶことの出来る彼ら無しでは、バックラインからのイブラへのロングボールが多発。イブラの驚異的な競り合いの強さ、ケアーの正確無比なフィードのお陰で上手くいきましたが、ロングボールは一つの戦術的なオプションとしてピオリも使いたいはず。特にベナセルと同等の実力者の補強は必須かなと感じました。ELも伴う来季はずっと稼働する、というわけにはいかなくなりそうなので。まあ、今節に関してはイブラが全ての競り合いに勝利していて最高に気持ち良くは有りましたが…笑
チャルハノールのFKにはお見事の一言。大好きです。
そして、最近私的に気になるのはサレマーケルスの存在感の希薄さ。後半には積極的な飛び出しから幾つかチャンスを生み出しており、スソやレオンのように個人で違いを生み出すタイプではないため、一気に不調に陥る事はないと思いますが心配です。カスティの復帰が発奮材料になってくれると良いのですが。
ビリア…に関してはロッソが出てもおかしくないファールでPKを与え、ベナセルのように存在感を示す事も出来ませんでしたね。今季でお別れは間違いないと言わざるを得ないプレイに終始してしまいました。
【今日の一枚】
#ALWAYSMILANなドンナルンマ。
彼のPK阻止率は40%らしいですね。
呆れるほど凄いなぁ。一緒にCL出たいよ…。
ではこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
[画像はミラン公式より]