【19-20 第31節 ユベントス戦】
皆さんお疲れ様です。
今朝行われたセリエA第31節、ホームでのユベントス戦を振り返っていきたいと思います。
{スターティングメンバー}
{交代}
46' [パケタ→チャルハノール]
60' [サーレマーケルス→レオン]
67' [イブラヒモビッチ→ボナヴェントゥーラ]
82' [レビッチ→クルニッチ]
82' [コンティ→カラブリア]
{結果}
【得点者】
〈47' ラビオ〉
〈53' C.ロナウド〉
62' イブラヒモビッチ[PK]
66' ケシエ(イブラヒモビッチ)
67' レオン(レビッチ)
80' レビッチ(ボナヴェントゥーラ)
【ポイント】
① 綻びを見せた守備陣。
再開後、堅守を誇ったロマニョーリ-ケアーコンビが今節は一転不安定なプレイに終始。
1失点目に関しては、テオの守備の軽さから最後はロマニョーリもスピードに乗ったラビオを止められず、独力でミドルシュートを叩き込まれました。テオの軽さが失点に直結してしまいましたね。ロマニョーリに関しては、期待値も大きいこともありもう少し上手く対応して欲しかった、というのが正直なところ。もちろんラビオが素晴らしい突破、シュートを突き刺したのは事実ですが。
2失点目は、明らかなケアーとロマニョーリの連携ミス。正直、ケアーがこのような判断ミスをしてしまった事はショックでした…スピードで翻弄されるならまだしも完全に個人の判断ミスでしたからね…。しかしケアーが十分その力を証明しているのも事実。今後こういった判断ミスが散見されなければ確実に買い取るべきでしょう。
ミスから2失点を喫したのは事実ですが、特にケアーは他の面ではしっかりとイグアイン等を抑えていましたね。コンティに関しても上手くロナウドに対応したのではないかと。そしてドンナルンマはいつだってスーペルですね。ルガーニのヘディングに対する反応速度は「0.54秒」と"驚異的な数値"との事です。次節のナポリもインシーニェを始めとした魅力的な攻撃陣が控えていますね。今節綻びを見せてしまった守備陣の出来が勝利を分けそうです。
② 失点後の素晴らしいリアクション。
後半開始直後に2失点。その悪い流れを断ち切ったのがテオのPK獲得(ボヌッチのハンド)でした。そのPKをイブラがしっかりと沈めて、そこから6分間で3得点の大逆転!中央をしっかり崩したケシエの得点と、独力でニアを打ち抜いたレオンのシュート、どちらも最高のゴールでした。失点直後にこういったリアクションを取れるのは強いチームの証ですね。今のチームの姿勢凄く好きです。
この姿勢には、やはりイブラの寄与する部分が大きいのかなと。レオンも試合後に「イブラから多くのアドバイスを貰っている。才能がありミランで革命を起こせると言ってくれた。」と語ってましたし、若手主体のチームを導く一種の"教祖"のような存在に見えますね…笑。来季は退団が濃厚とのことで、彼の不在によりチームがどうなるのか不安ではありますが、きっとイブラが残した遺産を発展させてくれると信じています。
【データ】
① ミランがユベントス相手に4ゴール決めたのは1989年の3月(4-0)以来。
② ミランが2点ビハインドから勝利した試合は、2016年の10月(4-3 vsサッスオーロ)以来。
③ イブラヒモビッチは今季スタメン出場した9試合で8ゴールに関与(5ゴール、3アシスト)。
④ ミランが5試合連続で2ゴール以上記録しているのは、2013年の1月以来。
⑤ セリエAの試合で初めて、レビッチは1つのゲームの中でゴールとアシスト両方を記録。
[ミラン公式スタッツより]
【所感】
前節に続きやりましたね!王者ユベントスに大逆転勝利!これは嬉しい。ユベントスに勝利したのは2016年のロカテッリ砲以来ですからね…長かった…泣。
またしてもゴールを決めたレビッチ、抜群の補完性を誇るケシエ-ベナセル、加入後最高の時期を過ごすチャルハノールと選手個人の調子も最高潮にありますからね。このまま次節ナポリ戦も勝ちましょう!
【今日の一枚】
PKをセットするイブラヒモビッチ。
「俺が今季初めから居たらスクデットを獲得していた。」とイブラらしく語ってくれました。別れが近づいているかもしれない彼の勇姿を目に焼き付けたいですね…。
ではこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
[画像はミラン公式より]